氏名未詳書状

まことにそれのすこさ、
さこそ候らめとおしはかり
まいらせて候、
さてあさての御いての事、
うけ給はり候ぬ、
あすのゆふかたりきしやを
まいらせ候へく候、
御としよりは、
へちの御事候はさらん、
ふしきとおほえ候て、
いま一とみまいらせ候はさらん
事よと、おほえてこそ候へ、又
いなかかほの
かふれよくなりて候らん、
返々めてたく候、
御とななとの事、いかにわろく
候らんと、御心くるしくこそ候へ、
よにゝゝをそろしくこそ候へ、
   『封(切封上書)
 みなみとのへ
      <御返事>』

氏名未詳書状

金文番号
2973
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.5 * 51.0
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第十一巻〉』(釼阿本)
付加情報
右端に切封の跡あり、影字あり、
整理番号
1522
最終更新日
2011/11/30