進乗書状

おりかみ恐入候、御念願目出度令存候、次に千福寺免之事、
委細仰下候、雖然年内
申候間、ゐ中におき候ても、
以後は兎もかく、当作の
事、委々申候て候よし、
彼者方へも申てある事に
候へは、さしおかれ候はゝ、
畏入候、委細はおつて
申候へく候、
又米之未進分百五十文
納まいらせ候、
今度何もとりあい
申さす候て、小進候
しんをも不進候、
おつてすこしも
可進候、いそき候て、
折かみ御免あるへく候、
田畠に進入すへき由
候へ共、おさへ申候、恐々
謹言、
  正月廿四日  進乗(花押)
 東三室〈まいる〉 しんしやう

進乗書状

金文番号
1710
和暦年月日
(年未詳)正月24日
成立
室町時代中期
員数
1通
形状
折紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦28.3 x 横38.1
紙数
一紙
差出
進乗(花押)
宛所
東三室
紙背
なし
整理番号
1546
最終更新日
2022-06-01