釼阿書状

まかりをり候し時、何事□申入まいらせたく候しに、いそきとを(通)り候しほと
に、おもひなからまかりとをり候、
又はや□(うヵ)ちにまかりくたり
候しほとに、おかしけ
に候つゝら一、又はりはこ、
はゝりこ、少々とりあつめて
まいらせ入候、このほとまいり
候て、京の事をも申
入候へく候、いつれも御よう
たり候へく候物にてもなく
(後欠)

(裏)
(異筆)
「なにも給候、御心やすう思まいらせて候、」

【何条御事候□、□□□□
 此方巳被下向候、□□之間、
 六波羅之沙汰、可存何様乎
 之由、以□□□

釼阿書状

金文番号
1184
和暦年月日
(鎌倉後期月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.1 x 横51
紙数
一紙
紙背
『薄草子口決』(釼阿本)巻十五第十四紙
付加情報
影字あり(『金文』未収「倉栖兼雄書状」)。
整理番号
1564
最終更新日
2022-06-01