氏名未詳書状

 相構て、留手吉せさせて
 可給候、又鈴は形ち吉く候へとも、
 不鳴候へは、心にかゝるものにて候、
 返々声吉せさせて可給候也、
 実にて候哉、寰意御房
 御奉行候之由承及候、此旨
 申させ給へく候、又用途は
 申分をとらさせ給へく
 候らん、度々進候かわつらは
 しく候□□□、一度十結進候、
 所残者後可進候、
一、兼蒙仰仏具事、三杵は、
 本主のせられ候へきよし
 蒙仰候き、金剛盤は自
 此重て令申候之処也、金剛
 盤用途のために十貫文の

氏名未詳書状

金文番号
3002
和暦年月日
(鎌倉~南北朝時代)
成立
鎌倉~南北朝時代
形状
竪紙(礼紙のうちの一紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
27.5 * 40.6
紙数
1紙
紙背
題未詳聖教(折紙)
整理番号
1570
最終更新日
2011/11/30