氏名未詳書状

  猶々々申候、非人
  ゆをあひせ候はん
  時、かたいのあかなんとを、
  僧達すらせ給候はん
  するにて候、
  御入候にて、御
  結縁御坐候者、
  尤悦入候々々、
  委細之由、
  此僧申させられ候へく候、
  是非十人の施主に
  憑たてまつり候へく候、
見参之後、何條御事候哉、
抑、極楽寺炎上之事、律
家廃微時刻到来候、
歟と、殊更嘆入候、御心中
併奉察候、兼又、当寺
辺宿候に、極楽寺古長老
文殊像を安置させ給て
候事候、それにつけ候ては、彼
処温屋候はぬほとに、是僧
おはしまし候か、温をたてゝ
御わたり候か、同古長老御報
恩、今月十二日文殊供養

氏名未詳書状

金文番号
3014
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
28.2 * 43.7
紙数
1紙
紙背
「聖教目録」(釼阿筆、折紙)
付加情報
右端に切封の跡あり、
整理番号
1615
最終更新日
2011/11/30