阿沙丸書状
発起候、依自□□被下候し上者、不及奉恨上候之間、人目定、今一度立還、安堵仕候事もやと、ねんして
送年序候、衰苦之至、限一身候、
いかにも如此にて候へは、いかにとこらへ候
へき、物狂之心地も出来、始終もと
をり候はぬ、あを道心とかやもや、相起
候はんすんらと相存候、先生之宿業かと
候し事と進退《可》任天運候歟、いかてか
入見参候て、可述心緒候哉、雖無差事、
便風には、相構可得御札候、御書之次、
以御目之際被申候、よも御許
□□候はしと恐入候、恐々謹言、
七月十二日 阿沙丸(花押)
謹上 明忍御房御
送年序候、衰苦之至、限一身候、
いかにも如此にて候へは、いかにとこらへ候
へき、物狂之心地も出来、始終もと
をり候はぬ、あを道心とかやもや、相起
候はんすんらと相存候、先生之宿業かと
候し事と進退《可》任天運候歟、いかてか
入見参候て、可述心緒候哉、雖無差事、
便風には、相構可得御札候、御書之次、
以御目之際被申候、よも御許
□□候はしと恐入候、恐々謹言、
七月十二日 阿沙丸(花押)
謹上 明忍御房御
阿沙丸書状(詳細)
- 金文番号
- 836
- 和暦年月日
- (年未詳)7月12日
- 成立
- 鎌倉時代後期
- 員数
- 1通
- 形状
- 竪紙(礼紙、上に切紙一紙、下に小切紙二紙を接続)
- 料紙
- 楮紙
- 法量 縦x横
- 縦32.5 x 横49.7
- 紙数
- 1紙
- 差出
- 阿沙丸(花押)
- 宛所
- 明忍御房御禅下
- 紙背
- (上)題未詳聖教(釼阿延慶二年六月書写本)、(下右)『大御室御忌日蜜導師略次第〈九月/二十七日〉』第1紙、(下左)『大御室御忌日講師略次第〈九月/二十七日〉』第6紙(奥書あり)
- 整理番号
- 1617
- 神奈川県史
- 3403
- 最終更新日
- 2020-11-23