良□書状

  無左右如此事申
  入候、返々恐入候、沙汰人
  委細被仰付候て給候はゝ、
  畏入候、さきのにも、
  さしさなぬきて候、くしなとを
  多分にくせられて候し、さやうの事、
  能々可被仰付候、
雖未申承候、田中
上人就御引導如此
令申候、烏蛇三両
大切事候、是等にも
商人等多雖令所持
候、不審之間、態令
□先度自田中
□召候しも、両分

以外不足候き、左様
事被入御意候て、御
沙汰候て給候者、恐悦候、
田中上人御引導
候者、於向後者、可令申
述候也、恐惶謹言、
  十二月十□日  良□(花押)
 明忍上人〈御寮〉

『(切封上書)』

良□書状(詳細)

金文番号
2327
和暦年月日
(鎌倉時代後期)12月16日カ
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙・礼紙、本紙は上に小切紙二紙、下に切紙一紙、礼紙は上に切紙一紙、下に小切紙二紙を接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.0 31.3 * 45.3 46.4
紙数
6紙
差出
良□(花押)
紙背
(本紙上右)『不断念仏開白導師次第』第五紙、(本紙上左)『不断念仏開白導師次第』第三紙(識語あり)、(本紙下)『神泉御読経導師次第〈結願〉』第九紙、(礼紙上)題未詳聖教(折本)、(礼紙下右)『花供次第』第一紙、(礼紙下左)『堂供養誦経導師次第』第四紙
付加情報
影字あり(本紙、一六六一静恵書状)、
整理番号
1637
最終更新日
2011-11-30