北条貞直書状

さても、きく、もみち給て候しに、うちね候て、御返事も申候はねは、心
よりほかにおほへ候、それには、
めつらしき御方の御
わたり候よし承候、返々
御ゆかしく思ひ

此ころはあまりに
ふようおし候て、つね
にも不申候、猶々参りて、
若御前けさんに入たく候、
あなかしこ、ゝゝゝゝゝ、
          貞直(北条・大仏)

(ウハ書)
「(切封墨引)
  まいらせ候    貞直」

北条貞直書状

金文番号
584
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙・礼紙、本紙・礼紙とも切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦 32.0 32.1 x 横 49.3 48.1
紙数
2紙
差出
貞直(北条・大仏)
紙背
(本紙上)『灌頂雑秘〈池〉\〈/西人〉』第2紙(?允写、奥書あり)、(本紙下)『無所不至別名等〈/本説先徳四ー内〉』第2紙、(礼紙上)題未詳聖教(折本、熈允本)、(礼紙下)『無所不至別名等〈/本説先徳四ー内〉』第1紙
付加情報
本紙・礼紙ともに影字あり。
整理番号
1642
最終更新日
2020-10-04