氏名未詳書状

(前欠)  程にやつとのさまへも、
  ま入へす候、もしやとにんせう
  のかたへ申候程に、
  なんの御事
  にても候へ、御ようはうけ給たく候、
  このよしを申させ給へ、あなかしく、
(前欠)
御みちの程の御事も、これ
にそまつ申入たく候つるに、
御返事になり候こそ、れい
の心おくれて、心にかゝらせを
はしまして候也、さて、御
くたりのころ、御すゝの事、
うけ給て候し、おりふし
かなはす候し御事、いまゝて心にかゝらせ
給て候、なに事にても候へ、御ようの
事、御こり候はて、うけ給はり候へく候、
つねに申入まいらせす候へとも、この
(ウハ書)
「(切封墨引)                                    たうくうの房の御□へ
〈申させ給へ〉      もんせん〈上〉」

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2112
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
31.9 * 47.5
紙数
1紙
紙背
題未詳聖教(綴葉装)
整理番号
1804
最終更新日
2011/11/30