住印書状

(前欠)なく候上、さ様にも候はゝ、尤悦存するよし仰候也、
来廿九日には、理円御房共に、
必千田へ可有御寄合候、もし
加様にそうなんともはれ候はす
候はんには、愚身も往復わつら
はしく候へは、一度にこれより
千田へ可罷越候、千田より
こそ御越候はゝ、御共つかま
つり候て、瀧川寺へは参候
はんと存候、便宜時は阿闍
梨御房に、此由を可被入
見参候也、毎事期面
拝之時候、恐々謹言、
  九月廿三日  住印(花押)

(ウハ書)
「(切封墨引)
 円観御房〈御侍者〉      玄道〈上〉」

住印書状

金文番号
1402
和暦年月日
(年未詳)9月23日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦24.5 x 横29.3
紙数
一紙
紙背
朗海稿本(袋綴)
整理番号
2865
最終更新日
2022-06-01