慶忍書状

(前欠)可依安否候之上者、不及子細候、真実御身体之御様、御心苦候、先師御円寂
後者、就諸事以御坐候其憑候、
鎮西師匠等帰寂之後者、真俗二諦
無憑方候、就中近年世上動乱以後
者、殊以無為方候之間、心中懇念
[  ]候、兼又信乃入道(行珍、二階堂行朝)自去五月
[    ]□(所ヵ)辞退候了、脚気[ ]
き[  ]□(間ヵ)近日大事出来ては
[   ]候はす候、便宜にハ可有御訪候、恐惶
謹言、
  (暦応二年ヵ)七月十八日  慶忍〈状〉(花押)
 称名寺侍者御中
(ウハ書)
「(切封墨引)
 〈七月十一日

慶忍書状(詳細)

金文番号
1065
和暦年月日
(暦応2年)7月18日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙)
欠損
前欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦27.7 x 横40.7
紙数
一紙
差出
慶忍〈状〉(花押)
宛所
称名寺侍者御中
紙背
『随自意抄〈拝行出利銭〉/湛睿』(袋綴)
整理番号
3714
遺文
南・関971
神奈川県史
3460
最終更新日
2022-05-30