金沢貞顕書状

下向候、又来廿八日仏事仏経等調下之候、依彼珍事、仏経等不思様候、歎入候、諷誦
願文雖草案出来候、経尹卿(世尊寺)
に清書を誂て候か、未出来候也、
追忩可令進之候、彼仏事に候、
あひ候はて、何事も不執沙汰候、
歎入候、是にても、如形讃嘆仏
経鳴鏡候也、委細期恵雲坊
下向之便宜候、恐々謹言、
  (乾元二年)三月十日  中務大輔(金沢貞顕)(花押)
 明忍御房(釼阿)

金沢貞顕書状(詳細)

金文番号
11
和暦年月日
(乾元2年)3月10日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.1 x 横50.8
紙数
一紙
差出
中務大輔(花押)(金澤貞顕)
宛所
明忍御房(釼阿)
紙背
『薄草子口決』巻十五(釼阿本)第7紙
付加情報
倉栖兼雄筆。
整理番号
382
遺文
鎌21715
神奈川県史
1368
最終更新日
2020-01-12