金沢貞顕書状

可塞持候之間、令辞申候、世上之  難、何様之趣候哉、重職を久持候  はむこそ、人も難候はめ、官位依無不足、
  辞退何過候へき、於転任者、経年
  序之後者、いかゝ候はむすらん、当時は実
  無其志候、所詮人之難候之様、承候へく候、
一、為遠州(北条時範)替、今度上洛人(大仏貞房)被坐南方、是には
  可被移北方由、如法巷説候、若実事ニ
  も候ハヽ、此事難治次第候、其故ハ、参向
  事、此間連々所望、いまに遠州替上洛候者、
  明春なとハ可申之由存候に、被移北方候者、
  いまさら事改たる様にな

金沢貞顕書状

金文番号
47
和暦年月日
(延慶元年)11月3日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙・礼紙、二紙共に切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.3 x 横98.8
紙数
2紙
差出
越後守(金沢貞顕)(花押)
宛所
明忍御房(釼阿)
紙背
(一ー上)『公家孔雀経御読経開白導師次第〈不断/儀〉』第7紙、(一ー下)『十種供養次第〈成俊堂/醍醐法印作〉』第5紙、(二ー上)『公家孔雀経御読経導師次第〈一日/儀〉』第3紙、(二ー下)『十種供養次第』第2紙
付加情報
倉栖兼雄筆。
整理番号
416
遺文
鎌23440
神奈川県史
1640
最終更新日
2020-01-12