金沢貞顕書状

医師者昨日も  見候て、一向中風之由令申候、昨日令申候息女所労事、
心苦体候、両三日も加持仕候はやと
存候、観達(賢恵)御房入御候はゝ、悦入候、
雨中之路次、定難治御事に候ぬと
存候へとも、片時も忩思給候之間、
令馳申候、其外も〈僧〉一両人御渡候て、
陀羅尼をもみてさせ給候はゝ
悦存候、人数は可有御計候、又
祈祷事御意に入られ候之由、
昨日の御返事に承候、殊悦思

金沢貞顕書状

金文番号
218
和暦年月日
(鎌倉後期月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙)
欠損
前後欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦33.9 x 横54.7
紙数
1紙
紙背
『宝寿抄』巻五第1紙(表紙は釼阿筆)
連続情報
K269/S587「金沢貞顕書状」へ接続するヵ。
付加情報
金沢貞顕自筆。影字あり(K146/S471「金沢貞顕書状」)。
整理番号
543
遺文
鎌26132
神奈川県史
2048
最終更新日
2020-01-14