金沢貞顕書状

□家之仁無神□之故□□次第候歟、向後も無憑候、由井(天野政景娘)殿子息・信州(大田時連)も今度もら
され候ぬ、理運至極候へとも
下臈等に被超越候了、愚息
同前候乎、不便無申計候、又今
度御神事、殊のとかに候よし
きこゑ候つるか、近日又田舎人等
のほり候なと申候、極楽寺(相模国)とても
いかゝきこしめされ候つらん、可承
候、祈祷事、可被入御意候、
此状御一見已後者、即御前にて
火中に入られ候へく候、恐惶謹言、
四月十六日  貞顕(金沢)

(ウハ書)
「(切封墨引)
 称□□□□(釼阿)   □

金沢貞顕書状

金文番号
263
和暦年月日
(鎌倉後期)4月16日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙)
欠損
前後欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦31.9 x 横50
紙数
1紙
差出
貞顕(金沢)
紙背
『智袋』下第8紙
付加情報
金沢貞顕自筆。影字あり(「金沢貞顕書状」)。
整理番号
581
遺文
鎌27141
神奈川県史
2178
最終更新日
2020-01-16