金沢貞顕書状

以安金吾仰られ候しに候、□趣、去年十一月より此事申候事ハ、京都関東無其隠候、使者両年在国候て、手を
むなしくしてのほりて候はゝ、愚身
面目をうしなうのみに候はす、在京人
以下かあさけり無申計候歟、其上者
成敗すへくかなうましく候、当時事も
いたつら事に□になを成敗にしたかう
物なく候はむ、□□返々公私歎入候、両度上
洛、先例も候はぬを、近のほせられ候て、
在京定難治、成敗もかないかたきよし
兼雄(倉栖)にて申入て候をは、無御免候て、
結句無面目候はむ事くちをしく候へく候、
いまは多少いかても候なん、た

金沢貞顕書状

金文番号
364
和暦年月日
(鎌倉後期月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙の一紙、切紙二紙を上下に接続)
欠損
後欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦31.9 x 横51.7
紙数
1紙
紙背
(上)題未詳聖教(折本)、(下)題未詳聖教(折本)
付加情報
金沢貞顕自筆。K6875「貞顕書状」は同一の文書。
整理番号
661
遺文
鎌24012
神奈川県史
1782
最終更新日
2020-01-15