金沢貞顕書状

御吉事等、猶々不可有尽期候、忠時(金沢)去十一日参太守(北条高時)候、長崎新左衛門尉(長崎高資)兼日内々申之際、参会候て、引導
候て、太守御前にて三献、御引出物に
御釼〈左巻〉給之候、新左衛門尉(長崎高資)役也、若御前(北条邦時)同
所へ御出、御乳母いたきまいらせ候、其後
御台所の御方へ大乳母引導候、
三こんあるへく候けるを、大乳母久御
わたり御いたわしく候とて、とくかへされ
て候、御引出物は砂金十両〈はりはこに入て/かねのをしきにをく、〉其後
御所(守邦親王)へ参候、自太守御使安東左衛門尉貞忠
にて

金沢貞顕書状(詳細)

金文番号
369
和暦年月日
(正中3年正月17日)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙・礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦 34.2 32.5 x 横 51.9 51.1
紙数
2紙
紙背
(本紙)『五宝等納瓶様〈/道教御記〉』(熈允本)、(礼紙)『甫文口伝抄』巻三第6紙
付加情報
金沢貞顕自筆。
整理番号
666
遺文
鎌29313
神奈川県史
2474
最終更新日
2020-01-12