金沢貞顕書状

貞冬(金沢)評定衆并官途奉行事、昨日〈四日〉被成下御教書候、案文令写進候、此春加引付衆候、年内両度昇進、
面目之至、自愛無極候、
太守禅閤(北条高時)嫡子若御前(北条邦時)来九日御馬
乗始、御弓あそはしそめ候へしとて
候、扶持事可為相州(赤橋守時)之由承候、自両方
可有御引出物之旨承候、
元服なとのやうに
候はむするけに候、無先例候歟、雖然
徳治に当殿(高時)御時、宗宣(大仏)奥州始此沙汰
候云々、不可然事候哉、

金沢貞顕書状

金文番号
392
和暦年月日
(元徳元年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦33.1 x 横51.1
紙数
1紙
紙背
『酉員流 一結〈大事〉』第10紙
付加情報
金沢貞顕自筆。
整理番号
689
遺文
鎌30854
神奈川県史
2810
最終更新日
2020-01-12