金沢貞顕書状

御所労之由、自女房御方承候、驚歎入候、何様御事候哉、遼遠之間、心本なさ無申計候、抑御下向事、御労につけ候ても、
あまりに心苦存候之間、今朝以盛久
重令申長崎左衛門入道(円喜・高綱)候了、畏承之由
返答候、同新左衛門尉(高資)者出仕之間、不及
対面、城入道(延明・安達時顕)者禅僧招請之際同前、
夕方両人には重可申候、御沙汰なく
候程に、老心をなやまし候、返々歎入候、

金沢貞顕書状

金文番号
396
和暦年月日
(鎌倉後期月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
欠損
後欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.3 x 横51.2
紙数
1紙
紙背
(上)『〈甫ー〉灌頂重義〈ム〉〈/三ー内〉』(熈允書写本)第7紙、(下)『〈甫ー〉灌頂重義〈ム/三ー内〉』第6紙
付加情報
金沢貞顕自筆。
整理番号
693
遺文
鎌30303
神奈川県史
2744
最終更新日
2020-01-15