金沢貞顕書状

物をつかはされ候て、明春なと絵図をせさせ給候へく候、ならひの地、相伝の人ともかしりたく候、又関東御地か、本所進士(止)にて
候か、存知したく候、絵図は丈数をはかられ候て
墨を引かれ候へく候、
六波羅闕所注文、昨今両年分不到来候、
何様候哉候へとも、案文を不給候歟、若又
闕所か候はぬやらん、不審候、いかにも両年
なき事はあるへしとも不覚候、奉行人
事をきらひ、又闕所ニなりぬへき事を
評定にあけ候ハぬやらん、返々おほつか
なく候、委細可示給候、この注文給ハりて
候し後は、不到来候、案文一通令進之候、
御恩

金沢貞顕書状

金文番号
405
和暦年月日
元徳元年11月18日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙)
欠損
前欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦33.2 x 横52.3
紙数
1紙
紙背
『甫文口伝抄』巻二第11紙
付加情報
金沢貞顕自筆。
整理番号
702
遺文
鎌30778
神奈川県史
2781
最終更新日
2020-01-16