金沢貞顕書状

顕助僧正上洛之時、令申    候き、定令参着候歟、  去月廿一日両通御状、雑色下向之便、同廿九日
  到来、委細承候了、
一、周防前司(狩野為成)使節事、去月廿七日愚老令
  出仕、長崎禅門(円喜・高綱)に直能々申候了、如返答者
  未無御沙汰候、於身者をろかのきなく
  候よし被申候き、顔色も能候しに候、
  猶々以盛久可勧申候、
一、新茶三袋入櫑茶賜候了、彼岸中僧衆
  是に御渡候上、長老(釼阿)昨日光臨之間、勧申
  御時候、仍折節特喜入候、
一、白土器并村雲事、御所(守邦親王)旬雑掌之

金沢貞顕書状(詳細)

金文番号
428
和暦年月日
元徳2年(月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.7 x 横50.2
紙数
1紙
紙背
『甫文口伝抄』巻一第14紙
連続情報
K423/S720「金沢貞顕書状」へ接続。
付加情報
金沢貞顕自筆。
整理番号
725
遺文
鎌30949
神奈川県史
2844
最終更新日
2020-01-08