金沢貞顕書状

一、去月十九日夜、甘縄(相模国)の城入道(延明・安達時顕)の地の南頬にいな  かき左衛門入道宿所の候より炎上出来候て、其辺  やけ候ぬ、南者越後大夫将監時益(北条)北まてと承候、
  彼家人糟屋孫三郎入道(道暁・長義)以下数輩焼失候、北者
  城入道宿所を立られ候はむとて、人を悉被
立候程に、そのあきにてとゝまり候ぬ、南風にて
  候しほとに、此辺も仰天候き、北斗堂(甘縄)計
  のかれて候之由承候、目出候、々々々、
一、去夜亥刻計ニ、扇谷(相模国)の右馬権助家時(大仏)門前
  より火いてき

金沢貞顕書状(詳細)

金文番号
446
和暦年月日
(鎌倉後期)11月11日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙)
欠損
前欠
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.8 x 横51.8
紙数
1紙
紙背
『一結〈大事〉/酉員流/熈允』第1紙
付加情報
金沢貞顕自筆。
整理番号
743
遺文
鎌30775
神奈川県史
2813
最終更新日
2020-01-14