金沢貞顕書状

これ[   ]たうし ことなる事も候はす候、おほかたとの(大方殿)ゝ御事、
申はかりなくなけき覚させ
おはしまして候、御いたわりも
ほとなき御事にて候ける、
ことにあえなく思まいらせて候、
なに事につけ候ても、
とくゝゝ下候て、けさん
に入事にて候はやと、あさ
ゆふハねんせられて候、かやうに

御心□かけ給候てうけ
たまはり候御事、返々
よろこひおほえさせおはしまし候、
ひんきいそき候ほとに、さな
からにて候、又々申入候へく候、
このやうを御心え候へく候、あな
かしく、
       さたあき(金沢

金沢貞顕書状

金文番号
473
和暦年月日
(鎌倉後期月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙・礼紙、本紙・礼紙共上下二紙を接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦 32.4 32.2 x 横 49.9 49.8
紙数
2紙
差出
さたあき(金沢貞顕)
紙背
(本紙上)『院尊勝陀羅尼供養導師次第』第6紙、(本紙下)『大御室御忌日講師次第〈九月/二十七日〉』第4紙、(礼紙上)『院尊勝陀羅尼供養導師次第』第2紙、(礼紙下)『法金剛院理趣三昧開白導師次第』第5紙
付加情報
本紙に影字あり。礼紙に影字あり(『金文』未収「氏名未詳書状」)。異筆にて「卅枚内」とあり。
整理番号
765
遺文
鎌23346
神奈川県史
1619
最終更新日
2020-01-11