金沢貞顕書状

舟いてき候はゝ、人のかまくら(鎌倉)へ下候はゝ、   其後こさはくたるへきなと候者、   うけたまはり候、たうせん(唐船)わたり候はゝ、
   いまにも道妙房つきてそ
   候はんすらんとおほえ候、
   さうせんのやうに
   まち候はんする時に、いまゝては、
ことなる事も候はす、
此程あまりにこなたさまは、
をそろしくかむしう候て、
いけもこほり、たるひ(垂氷)も
しも(霜)ふらひてさむく候へく候、
ふるゐまさるやうにこそ候へ、
又御ちや一つゝみ、返々悦
入候、御わすれも候はて、

金沢貞顕書状

金文番号
475
和暦年月日
(鎌倉後期月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦33.5 x 横50.8
紙数
1紙
紙背
『元瑜方〈西〉〈日月内コマノ義〉』(聖教の裏紙)
整理番号
767
遺文
鎌29430
神奈川県史
2538
最終更新日
2020-01-16