まさあき書状

ひらをか(平岡)の入道下  候し時の御ふみ、  たしかに下給て候、
  御返事やかてまいら
  せて候へく候、
  猶々か様におほせ下給候
  事、畏入候、
まことになに事
候はすとも、常に申まいらせ候
はむする御事に存候
なから、さしたる御事も
候はぬ程に申入す候、
かやうに仰下被候御事、
ことにかしこまり
入候、さて、たうせん(唐船)この
十九日出て候、まさあきか承
候ふねにのせて候、□□□の

ほ□□□□とおほせ候、
御心得候て、こさせ給へく候、
あなかしく、ゝゝゝゝゝ、
  卯月八日  ま

まさあき書状

金文番号
781
和暦年月日
(年未詳)卯月8日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙・礼紙、本紙・礼紙共に切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦 32.3 32.6 x 横 49.8 49.9
紙数
2紙
差出
まさあき(政顕ヵ)
紙背
(本紙上)『院尊勝陀羅尼供養導師次第』第7紙、(本紙下)『大御室御忌日講師次第〈九月/二十七日〉』第5紙、(礼紙上)『院尊勝陀羅尼供養導師次第』第12紙、(礼紙下)『大御室御忌日講師次第〈九月/二十七日〉』第10紙(奥書あり)
付加情報
異筆にて「卅枚内」とあり。本紙に礼紙の、礼紙に本紙の影字あり。
整理番号
775
遺文
鎌23356
神奈川県史
1629
最終更新日
2020-11-14