金沢貞顕書状

そのやう、さきにも申し候しとおほえ候、  のこりにて、なにゝても、  御ようゐに候はん物を、
  うけ給はり候て、
  とりてまいらせ候はゝや、
  かめかふち(亀淵・鎌倉)のわかき人、
  ちかゝゝに候らん、
御悦いまはことふり候
ぬらん、かたゝゝ申こめ候ぬ、
としのうちの御返事も、
この月廿三日に、うけ給はりて、
かへ物申事、さやうに
やかて御さた候つらん、いかに
ぬしよろこひ思候つらんとおほえ候、

金沢貞顕書状

金文番号
2381
和暦年月日
(鎌倉後期月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.3 x 横49.9
紙数
1紙
紙背
(上)『院尊勝陀羅尼供養導師次第』第3紙、(下)『法金剛院理趣三昧開白道師次第』第6紙
付加情報
金沢貞顕自筆。影字あり(K472/S764「氏名未詳書状」に写っている影字と同一書状ヵ)。異筆にて「卅枚内」とあり。
整理番号
776
遺文
鎌23352
神奈川県史
1625
最終更新日
2020-01-15