長井貞秀書状

本尊奉渡候了、深甚御供養、恐悦無極候、抑摩利支
天承候了、存其
旨候、御長程委
可承候、又年代記借進候、
又南方御恩事ハ、南方料所
出雲国赤江保本主

返給候了、為其
替周防国竃戸関
被進候き、其後〈は〉
自京都〈も〉不蒙仰
候之間、不審存候、
兼又此本尊御前
■候つほかお
ち候て、中御入候御
舎利一粒不令見給候、
よく御からけ候はて、
依此無沙汰一粒可
渡給候、?々可給候、
事々入見参可申候也、
恐々謹言、
  九月廿六日  貞秀(長井)

(切封ウハ書)
「(墨引)
 明忍御房(釼阿)  貞秀」

長井貞秀書状(詳細)

金文番号
639
和暦年月日
(鎌倉後期)9月26日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(本紙・礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦 32.1 32.0 x 横 50.1 49.6
紙数
1紙
差出
貞秀(長井)
宛所
明忍御房(釼阿)
紙背
(一)『秘鈔口決〈本鈔第九巻〉』(釼阿本)第28紙、(二)『秘鈔口決〈本鈔第六巻〉』(釼阿本)第4紙
付加情報
自筆書状。礼紙に影字あり(K59/S428「金沢貞顕書状」)。
整理番号
853
遺文
鎌23519
神奈川県史
1681
最終更新日
2020-10-23