二階堂道顕書状

昨日雨中に帰てこそ候へ、かまくらよりの
御事つけともゝ
まいり候て、申
入へく候に、雨風
やみ候をまち
入て候、又一ほん
まいらせ候、よくも
候はしなれとも、
まいらさせをはし
まし候へく候、
あしみち(路悪)をこき
候て、はき(脛)かすくみて候、
とりなをしてまいらせて
申入候へく候、あなかしく、          
         道顕(二階堂行景)〈上〉
 元了御房〈御かたへ/申させ給へ〉

二階堂道顕書状

金文番号
784
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
南北朝時代
員数
1通
形状
折紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦30.8 x 横44.5
紙数
1紙
紙背
『三行御印信事』(折紙、熈允筆)
整理番号
867
遺文
南・関5179
神奈川県史
3915
最終更新日
2021-01-06