沙弥正恵書状

長老御早世之由、承及候、返々歎入候、御上洛之時も、いそき御下向候て、彼臨終□あいまいらせさせ給候事、御本意候歟、日比
御なしみ、いかはかり御なこりをしくおほ□
まいらせられ候覧、御心中奉察候き、□
りなから、御臨終おほしめすさまに御座候
けるよし承候へは、御歎中に悦入候、
なをゝゝおもひまうけたる御事にて候へとも、
いかはかりか、被歎思食候覧、歎存候、又
僧衆御中にも、このやうを可有御物語候
歟、諸事難尽紙上候、子細併期後信
之時候、恐々謹言、
  六月廿五日  沙弥正恵(花押)
 謹上 明忍御房

沙弥正恵書状(詳細)

金文番号
1592
和暦年月日
(嘉元2年)6月25日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦31.7 x 横50.7
紙数
一紙
差出
沙弥正恵
宛所
明忍御房
紙背
『薄草子口決』(釼阿本)巻八第十二紙
付加情報
本文書の影字あり(K621/S846「長井貞秀書状」・K638/S1602「長井貞秀書状」)
整理番号
874
遺文
鎌21877
神奈川県史
1402
最終更新日
2022-06-01