沙弥心恵書状

御札委細承候了、如仰今度御下向之間、細々申承候之条、為悦相存候処、御同心蒙仰候之条、殊喜存候、
抑修心房之間事、自元無器量之由
承候之間、暫此寺なとにても、学文候はんに
可足歟之由掲存候之間、鎌倉まて上候はす
ともと存候へとも、学文のためと被申
候なれは、遂其節候者、神妙事
候歟、随鎌倉之体、可令上洛候之間、諸事
期其次候、恐々謹言、
  卯月廿日  沙弥心恵(花押)

沙弥心恵書状(詳細)

金文番号
1668
和暦年月日
(年未詳)卯月20日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦35.4 x 横52.3
紙数
一紙
紙背
『華厳経談玄決擇 第二/湛睿』(本の裏紙)
整理番号
889
遺文
鎌22491
神奈川県史
1485
最終更新日
2022-06-01