愛知範義書状

及遅々御事、付惣別、無物体候、但六波羅殿御方さま下向まいらせ候へは、
無訴申旨候歟と承候、なに
さまにも、とくゝゝ御下向候
御事まて候へかしと、返々
いそかしく覚候、上総殿
なとも、御下向候と承候へは、
此御方もとく折節、ふらせ
おはしまし候て、無御在国
御事と承たく候、雖無指
事候、便宜之時は常被仰
下候者、可畏存候、
本所御訴訟事、於関東度々
被申候、今又当時は六はら(六波羅)まて
申され候、一[    ]
被棄置候歟、[    ]
何様候哉、承[    ]
可有御披露[     ]

愛知範義書状

金文番号
760
和暦年月日
(年月日未詳)
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.7 x 横49.9
紙数
1紙
紙背
(上)『三礼如来六種廻向』第2紙、(下)『十種供養次第〈成俊堂醍醐/法印作〉』第1紙
付加情報
影字あり。
整理番号
911
遺文
鎌25316
神奈川県史
1925
最終更新日
2020-11-06