愛知範義書状

及所候、難題□被思食候ぬと、返々雖恐入候、一期大事候、衆寺捧此状候之
旨、彼御方へ枉〈て〉御披露
候て、可給之由存候、代官
なとをこそ、可進上候へとも、
尤如所存申披候ぬとも不
存候之間、中々注付候〈て〉
進上之候、具書共も雖可
清書候、此便宜一日もとく進
上したく候に、此沙汰事俄
承出候之間、留案ともを続
集候て、進上之候、紙から、返々
恐憚入候へとも、先内々御覧
御心得候はんために、?進上候、
巻次第に可被御覧候歟、以此
旨可有御披露候、恐惶謹言、
  十一月三日   範義(花押)

愛知範義書状(詳細)

金文番号
765
和暦年月日
(年未詳)11月3日
成立
鎌倉時代後期
員数
1通
形状
竪紙(礼紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
縦32.2 x 横44.5
紙数
1紙
差出
範義(愛知)
紙背
(上)『公家孔雀経御読経導師次第〈開白中間/結願〉』第3紙、(下)『公家孔雀経御読経開白導師次第』第3紙
付加情報
影字あり。
整理番号
916
遺文
鎌25321
神奈川県史
1929
最終更新日
2020-11-10