益性法親王書状
染仏供に八坏ツヽ入候へく候、一 日次事、廿八九日間、両日能候様可被
相計候、是〈ニハ〉真名暦求候へとも不候
間、難治候、兼忩々可承候、曜宿佳例之【/ヲ】
可被勘候、定日ハ此便〈ニ〉必可承候、
□(一)五色綵帛〈同色糸、〈各二分/七尺、〉〉白練糸〈絹〉廿種香薬等を
□へ取調候て、わつらひ候物をハ、内々調候て、
可持参何様候覧、猶々真名暦
不候、此便宜〈ニ〉能々定日注給候へ、治定日
曜宿等、両日分委写付て可承候、此程ハ
用心等忘他事候也、謹言、
五月廿一日 (花押)
(ウハ書)
「 (切封墨引)
方丈 (草名)」