氏名未詳書状

さしあひ候て、  御返事にのみなり候、
  なをゝゝ、御心もとなく、
  思まいらせてこそ候へ、
  さてゝゝ、五こたまはり候ぬ、
  返々悦入てこそ候へ、
  はしめぬ事にて候へとも、
  猶々申つくし
  かたく、思まいらせ候、さて
  □□□のやうは□□□いまたおなし
  やうに候、なをゝゝ、
  □□□をとつれ悦入まいらせてこそ候へ、
  あなかしく、
さしも御心くるしき御事
にてわたらせをはしまし候つる
御ことの、この二三日御心やすく
うけたまはり候つる、中々
ともかくも申はかり候
はす、御めてたさなと
申さふらふも、なをよの
つねにおほえさせおはし
ましてこそ候へ、心の中
さなから御おしはかりも候へ、

氏名未詳書状(詳細)

金文番号
2700
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.2 * 50.5
紙数
2紙
紙背
(上)『勧修寺 金玉〈/七ー内〉』(熈允本)第二紙、(下)(上)と同筆の題未詳聖教(折本)
整理番号
1237
最終更新日
2011/11/27