氏名未詳書状

何事につけても、あまりにゝゝゝゝ、
あちきなくおほえ候に、
さためなさも、ことにたうしは、
めのまへなる事おほえ候て、
いかほとゝおほえ候つるまゝに、
この五月十五日に、しゆけして
こねんしのてらへ入て候に、
このてらには、かまくら
一なる事にて候へは、
ひむもあさゆふ候に候、
ほうちやうもつねにくたらせ給候へは、

□□□事なとも候はんすらんと、おほえ候、名をは
□□□んめうと申候に候、
猶々々御心ちいかほとの事にて
□□□せをはしまし候らんと、
おほつかなく候、又、
□□□けさんに入て候し御事、
返々よろこひおほえ候、
□□□んきには、
□□□のよし申入たく候と、
申させ給へ、あなかしく
   『(上書)□□□』

氏名未詳書状

金文番号
2792
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(礼紙)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.2 * 49.9
紙数
1紙
紙背
『秘鈔口決〈本鈔第八巻末〉』(釼阿本)第十一紙
付加情報
影字あり、
整理番号
1328
最終更新日
2011/11/28