氏名未詳書状

  □□□まいらせたくてこそ候へ、
  いのちつれなく候て、
  明年なとは、□□□候はゝやと、
  思たゝられ候て、
  御けさんにも、
  入まいらせたく候、このよ
  しを申給へく候、あなかしく、
そのゝち、何事わたらせ
おはしまし候らむと、
うけ給はりまいらせたく候、
つねにも申入まいらせたく候なから、
さしたる御事も候はぬには、
中々をそれおほえさせをはしまし候て、
久しく申承はり候はぬ
ほとにて、御いふせく思ひまいらせて候、
申いれ候しをさあい物の
事も、其後さして申

氏名未詳書状

金文番号
2841
和暦年月日
(鎌倉時代後期)
成立
鎌倉時代後期
形状
竪紙(本紙、切紙二紙を上下に接続)
料紙
楮紙
法量 縦x横
32.1 * 44.4
紙数
2紙
紙背
(上)『美福門院御月忌次第』第九紙、(下)『公家孔雀経御読経中間導師次第〈数日/儀〉』第二紙
付加情報
礼紙は一三四八氏名未詳書状か、影字あり、
整理番号
1378
最終更新日
2011/11/28